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フォトショップ・スタジオ・シークレット 世界のトップクリエイターたち

フォトショップ・スタジオ・シークレット 世界のトップクリエイターたち

Deke McClelland & Katrin Eismann
定価 4,180円
(本体 3,800円+税10%)
※電子書籍の価格は各販売ストアにてご確認ください。
発売日 1999-06-02
仕様 B5変 257*182/264P
ISBN 978-4-8443-5516-8
第一級のアーティストやフォトグラファー達と彼らの斬新なテクニック、アイデア、デザイン哲学、インスピレーション…… Photoshopにより彼らが実現した各種の手法の秘密を解明!   ●アートで創作現場を紹介します   ●最高のアーティストが登場します   ●テーマ別に章分けし、内容を掘り下げます   ●Photoshopの基本操作には触れません   ●プロフェッショナルワークをそのまま紹介します   ●プラットフォームの区別なく読み進めます

世界で活躍している15人のアーティストたちの作品を通して、Photoshopのテクニックと秘訣を余すところなく紹介します。単なる操作方法の説明や制作過程の紹介ではなく、Photoshopにより彼らが実現した手法の秘密を解明します。最高のアーティストによる最高の仕事をもとに、斬新なテクニックやアイデア、デザイン哲学を大公開。新しいPhotoshopの活用方法をこの一冊で学べます!



目次

目 次

はじめに 3

本書について 5

索引 251

著者紹介 263

第1章
スケッチから完成作品まで
――コマーシャルアートの最終プロセス―― 21
GLENN MITSUI〈グレン・ミツイ〉

だれに向けて作品を作るか? 21

クライアントとの関係 24
力のあるコンセプト 25
コミュニケーションの重要性 25

発展するアート 25
医学的な目標と、腸の解剖図 26
スケッチとコンセプト 27
FreeHandによるトレース 29
Photoshopによる変換とトレース 29
――Mitsuiの言葉 29
人間の輪郭線とベベル効果 30
背景をつくる 30
積まれた本 31
地図から地球を作成する 32
ワイヤー構造の人間の臓器 33



第2章
ストックフォトを利用した
グラフィックアート 37
Gordon Studer〈ゴードン・ステューダー〉

モラルの問題 39

ストックフォトを使い始めたきっかけ 39

図形をモチーフにする作品スタイル 41
テクスチャのある背景 42
イラストの中心となるストックフォト 42
――ベクトル画像とビットマップ画像の合成 42
コンピュータ 44
合成と影つけ 44
実物通りの手 46
仕上げ 46

不規則な輪郭線を持つイメージ 47
滑らかな輪郭線と粗いイメージ 48
ネコの数 48

Photoshop 5.0の導入 48



第3章
Photoshopで作る3D効果 51
Mike Strassburger〈マイク・ストラスバーガー〉

Strassburgerと3Dとの出合い 51

3Dソフトウエアを利用しない3Dイラスト 52
エアブラシのためのマスク 53
パスの作成 54
レイヤーの作成 54
ハイライトとシャドウ 56
ガラス玉のような目 57

慣れないソフトに取り組む 57



第4章
水彩画とデジタルアートの統合 59
Bud Peen〈バド・ピーン〉

アナログツールの利点 59

パート1:手描きスケッチ 61

パート2:コンピュータ処理 62
アートワークの合成 62
線画の色づけ 63
コンピュータならではの利点 64

ベクトル画像による応用 64
水彩画に代わるパス 65
デジタルツールの積極的な利点 67

データの保存 68

コンピュータの利点 68
家具のデザイン 68
デジタルメディア 69



第5章
新しい時代の水墨画 71
ゴトウヒロシ

コンセプトの決定とスケッチ 72

マスクの作成 74

カラーの適用 77

背景を作る 79

合成する 81

その他の作品 83
柔らかくうねる水 83
春に咲く桜 84
ボタン 84

アイデアは日本語から 85

プリントをする 85



第6章
ベクトル画像の編集 87
Ron Chan〈ロン・チャン〉

ベクトル画像派Chanのプロフィール 87
Photoshopを使うことへの概念 90
ビットマップ画像の威力 90

既存のイラストにテクスチャを適用する 91
テクスチャの作成 91
Illustratorのパスの読み込み 91
――Illustratorのパスのドラッグ 92
テクスチャの適用 92
テクスチャの適用の繰り返し 93

油彩のテクスチャ 94

カスタムのテクスチャで作るぼかし効果 95

イラストに焦点をあわせる 96

その後のChan 98



第7章
変形コマンドでエイリアンを作る
101
Mark Moore〈マーク・ムーア〉

ビジュアルエフェクト担当のアートディレクターとは 101

エイリアンのデザイン 102
人間の顔をエイリアンに変形する 104
エイリアンの頭の形を作る 104
額を利用して鼻を消す 105
険しい目を作る 105
頭の形を補正する 106
――選択範囲の境界を修正する 107
口の形と位置を決める 108
エイリアンは映画の製作に介在したか? 108
モデルを製作する 109



第8章
抽象的なフォルムを生かしたデザイン
111
Ulrik Claesson〈ユーリク・クレッソン〉

アーティスティックな不規則性 112
チャンネルの使い方 114
月面イメージの再現 115
チャンネルの多用 116
カラーの適用 118
ファイルサイズの調整 119

ディテールの中にある美しさ 119

古さと新しさの融合 122

コマーシャルデザイン 126



第9章
文字の特殊効果 131
Eric Reinfeld〈エリック・レインフェルド〉

基本的なアプローチ 131
画像を重ねて切り抜く 134
文字を太らせてハロー効果を作成する 134
ぼかしと覆い焼き 135
――レイヤーを使った文字効果の長所 135

ソース画像のバリエーションを作成する 136
太さの変更 136
アウトラインを作成する 137
ぼかされたエンボス効果 137
――レイヤー間の移動時に便利なショートカット 137
黒のベタ塗りのレイヤー 138

合成作業 138
最初のエンボス効果 138
内側の赤いエンボス効果 139
内側のエンボス効果のハイライト 140
大きな背景のエンボス 141

楽しむコツ 142

Ericの知恵 143



第10章
レイヤー機能の原理 145
Greg Vander Houwen〈グレッグ・バンダーホーウェン〉

“ベースキャンプ”と“重大な変更” 146

制作順序の概略を決める 147
レイヤーマスクをチェーンソーで切る 148
ドームをドラッグ&ドロップ 148
高い位置から射し込む光 149

レイヤーオプションの利用 149
稲妻が通り抜ける色を出す 150
稲妻のマスクは避ける 150

レイヤーマスクの濃度補正 151
グラデーションを利用したレイヤーマスク 151
エッジの濃度補正 153
簡単なマスク効果 154

もうひと頑張り 154
レイヤーを積み重ねる 154
印象的な“ベースキャンプ” 157
仕上げ 157
――スケッチを手軽に利用する方法 158

つねに前向きな生き方をする 158



第11章
広告のための高解像度イメージ 161
Robert Bowen〈ロバート・ボーウェン〉

非現実的な世界の探求 161

数百万のピクセルを巧みに操る 165
巨大なファイルを扱う 166
CMYKファイルとRGBカラースライド 166

ケーススタディと非現実的な世界 166
イラストの制作計画 167
イルカと一杯やる 169
――空にグラデーションのテクスチャを与える 169
一瞬のタイミングをとらえたような写真を作る 170
――思いきってやってみよう 171
クローン羊の物理学 172
果てしなく長い食堂 173

今度はまったく違う画像 174



第12章
ピクセルからプラチナプリントへ 177
Dan Burkholder〈ダン・バークホルダー〉

EUREKA(わかった)! 180
キャリブレーションは怠らずに! 181
メモ帳代わりのカメラ 183
画像の読み込み 184
ハイテクの反動 185
デジタル暗室 186
フィルムの粒子を一致させる 189
光の作成 190
グレースケールからモノクロ2階調へ 193
出力ショップとの協力 195
フィルム完成! 195
繊細な技巧を加える 197
ギャラリーとの仕事 199
自分のスタイルを発見する 199



第13章
合成のための写真撮影術 201
Jeff Schewe〈ジェフ・シーウィー〉

ブタに衣装を着せる正しい方法 201

写真撮影時の背景 203

生き物同士を合成する 205
複雑なエッジをパスで選択する 206
背景の編集とモデルの合成 206

異なる要素の大きさを合わせる 207

光の反射と屈折を表現する 210
スノーグローブの撮影 210
ガラスボールの内側と外側の要素 211
光の反射を再現する 212
スノーフレークを漂わせる 212

クリエイティビティとビジネスの両立 212



第14章
ファッション写真 215
Werner Pawlok〈ワーナー・パウロック〉

コンセプト、撮影、デジタル編集 217
コンセプトを立てる 217
フィルムを選定する 218
デジタル編集に備えた撮影 218
ベストショットの絞り込み 220

ファッション業界で活躍するPhotoshop 220

ピクセル単位の美しさの表現 222
プレクシグラスのトンネル 223
――Photoshop 5.0ナビゲーションショートカット
225

レイアウト 226

デジタル合成か実写か? 228

複雑なマスクの作成方法 230
Pawlokのマスクテクニック 230

最高の仕事へのチャレンジ 234



第15章
フォトリアリスティックな世界の創造 237
Eric Chauvin〈エリック・コーバン〉

マットペインティングの制作プロセス 238
ハイエンドのシステムを導入すべきか? 239
大きな映画のための小さな画像 239

帝国のシャトル母艦 240
広大な宇宙空間のペイント 241
ライティングの効果 242
大きな母艦の中の小さな母艦 242

「Cloud City」のマットペインティング 242
――フィルムの粒子を取り除く 243
ビルを作る 244
ライトを調節する 244
前景に登場する人々と背景に登場する人 245

未完の恐竜映画のための作品 246
「Dinotopia」のモデリング 246
周囲の自然環境 247
流れ落ちる滝 248

スクリーンに映し出される作品 249

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