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ともかくプロっぽい写真が撮りたい!

ともかくプロっぽい写真が撮りたい!

河野鉄平 著
定価 2,200円
(本体 2,000円+税10%)
※電子書籍の価格は各販売ストアにてご確認ください。
発売日 2012-02-24
仕様 B5変型判/160pP
ISBN 978-4-8443-6250-0
プロのカメラマンが撮ったような写真のイメージを思い描いて撮ってみても、実際なかなか思いどおりにならないと感じてはいないでしょうか。実は、ピントを置く位置、光の向き、絞り具合など、少しのコツと注意だけでプロの写真に近づけることができるのです。本書にはそうしたノウハウが満載。自分がイメージした理想の写真が撮れるように、「プロっぽい写真」を撮るコツを習得していきましょう。

■ページ見本










目次

【ともかくプロっぽい写真が撮りたい!】

■はじめに

introduction1 有効画素数と撮像素子
introduction2 一眼カメラと写真の写る仕組み


■Chapter1 カメラの基本を知る

●1-1 ピントを理解する
・ピント合わせを行う2つの方法と、大切なフォーカスエリアの決め方
・AFでのピント合わせの方法とフォーカスロックの活用
・ピントを合わせるポイントから、画面の中で一番強調したい部分を演出する
・MFを効果的に使ってよりスムーズなピント合わせを行おう
・コンティニュアスAFを極めてピント合わせを完璧にマスターしよう
・ピント合わせと連動して作用する測光モードをしっかり理解しておこう

●1-2 絞りについて知る
絞りを変えることで起る、2つの大切な役割とその連動性までをしっかり理解する
・絞りの設定方法と、レンズに依存するさまざまな絞りの効果をきちんと把握する
・ボケ味を最大限に活かしながらふんわり暖かい雰囲気で写真を撮る
・前ボケや円形ボケを使ってドラマチックに情景を切りとる
・パンフォーカスでよりシャープに目の前の情景を写す

●1-3 シャッタースピードについて知る
・動く被写体に力を発揮するシャッタースピードの活かし方をマスターする
・シャッタースピードとブレの関係とプログラムオートの内容と役割
・動きの速い被写体をしっかり止めて写す
・被写体をわざとぶらして動きを強調する
・ピンポイントでメインの被写体を止めて写す、流し撮りに挑戦する
・低速撮影の代名詞バルブを使って表現幅を広げよう

●1-4 露出補正を使いこなす
・基本的な露出補正の内容を理解してさまざまな場面で活用してみる
・絞りやシャッタースピードと連動した露出補正の仕組みを理解する
・プラス補正を利用して明るくやさしい雰囲気で、日常の風景を写す
・黒い暗い被写体は重厚感を意識しながら写してみる

●1-5 ホワイトバランスで色味を変える
・色温度とホワイトバランスの基本から写真を撮るうえで大切な色について理解する
・適切な色味を確保するためにホワイトバランスを活用する
・アンバーな色味をのせてノスタルジックで暖かなイメージを作る
・ブルーとグリーンの色味をのせてクールで清涼感のある仕上がりを目指す

●1-6 ISO感度の仕組みと効果を理解する
・絞りもシャッタースピードもISO感度を使って自在に変化させる
・最適な明るさを得るためにISO感度を変更する
・速いシャッタースピードをオート機能を活用して安定的に利用する
・高感度での粒子の粗さをわざと利用して撮影する


■Chapter2 写真表現のテクニック

●2-1 ライティングを意識して撮る
・被写体への光の当て方次第で写真の仕上がりが大きく変化することを知る
・曇天時の光源をうまく使ってふんわり柔らかい質感で被写体を撮る
・窓際から入る自然光をうまく活用しながら明るくテーブルフォトを撮る
・逆光を使って、光溢れる雰囲気でポートレート撮影を行う

●2-2 構図を意識して撮る
・感じたものをそのままに表現するために構図を吟味しながら撮影に臨む
・横位置と縦位置の特徴を知り情景に合わせて効果的に使い分ける
・汎用性の高い分割構図を利用してワンランク上の表現に挑戦する
・数あるフレーミングの中から自分好みの一枚を的確に選択する

●2-3 アングルやポジショニングを意識して撮る
・カメラの高さや角度を変えることで自分の写真に起る変化を実感する
・被写体力を引き出すためにハイアングルの効果を活かしながら撮る
・ローアングルからドラマチックに目の前の情景を描写する
・寄り引きや左右への回り込みをしながらもっとも最適の視点を見つけて撮る

●2-4 コントラストの強弱を活かす
・色調の中でもっとも仕上がりに影響する明暗の描写をきちんと理解する
・強いコントラストを利用してシャドー部分がより引き立つ写真を作る
・コントラストを低くしてより軟調気味に写真を仕上げる

●2-5 彩度の強弱を活かす
・“写真の見た目”に大きく関わる彩度の機能をそのクセをしっかり理解しながら活用する
・鮮やかな色味を強調させながらポップな雰囲気で情景を切りとる
・味わい深いモノクロームの世界を表現のひとつとして利用する


■Chapter3 さらにかっこよく撮る工夫

●3-1 大切なレンズの話
・自分好みの画作りに欠かすことのできないレンズの能力を最大限に活用する
・レンズの個性が透けて見えるスペック表の中身をきちんと確認してみよう
・仕上がりへの傾向を意識しながら広角レンズで壮大に広く情景を写し込む
・見たままを切りとれる標準レンズで目の前の日常を、素直にスナップしていく
・望遠レンズでメインの被写体をドラマチックに強調させながら写す
・マクロレンズの効果を最大限に活かしてふんわり柔らかい質感の写真を撮る

●3-2 撮影機材の使い方
・撮影機材は撮影スタイルに合わせ必要なものを揃えよう すべてのアイテムが必須なわけではない
・より効果を発揮する場面をきちんと見定めながら三脚を活用する
・クリップオンストロボを使ってスローシンクロと日中シンクロを実践する
・クリップオンストロボをバウンスさせたりディフューズさせて、柔らかい光源にする
・光を回したり切ったりできるレフ板をきちんと適材適所で使い分ける
・偏光フィルターと減光フィルターを使って光を操りながら自分好みの写真を撮る


■Chapter4 イメージ通りに写真を仕上げる

●4-1 RAW現像
・現像処理を自ら行うことでより自分好みの仕上がりを追求する

●4-2 ヒストグラムの見方
・ヒストグラムをうまく活用して客観的な写真の明るさを判断する

●4-3 トーンカーブの使い方
・写真の明るさやコントラストを撮影後、自分の好きなように調整する

●4-4 色の知識
・数値に置き換えたRGBの変化からより正確な色味を再現する

●4-5 色味の補正
・色味の補正機能で利用できる内容を自分なりに把握してうまく使い分ける

●4-6 用途に応じた圧縮の方法
・プリント対応かWeb対応か写真の使い道に応じて圧縮方式を選ぶ

●4-7 トリミング
・画面の中の余計な部分を切りとりより被写体力を強調する画作りを行う

●4-8 焼き込み、覆い焼き
・焼き込み、覆い焼きツールを使って瞳を中心に目回りを印象的にする

●4-9 レンズ補正
・広角レンズで写した建物のゆがみを通常通りの大きさや形に修正する

●4-10 モノクロ写真
・被写体や自分のスタイルに合わせてカラー写真をモノクロ調に仕上げる

●4-11 クロスプロセス
・カラフルでビビッドな色味を強調しながらポップな色調の写真を作る

●4-12 ディテールの補正
・暗くくすんだ人肌の質感を自然に明るい雰囲気で描写する



■Column

Column01 マニュアルモードの特徴と役割
Column02 大切なカメラの手入れの仕方
Column03 ストックフォトサービスを活用しよう
Column04 オールドレンズの楽しみ方

用語集

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