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DTPワークフロー入門

DTPワークフロー入門

亀尾敦 / 諌山研一 / 大橋幸二 / 小國文男 / 川崎勉
定価 3,080円
(本体 2,800円+税10%)
※電子書籍の価格は各販売ストアにてご確認ください。
発売日 2000-10-31
仕様 B5変 232*182/288P
ISBN 978-4-8443-5571-7
本書は、DTPで印刷物を作成するワークフローにおいて、チェックすべきポイントを解説しました。原稿依頼、整理、入稿の過程での注意点と基本的な準備方法を知ることで、経費節減、時間短縮などDTPのメリットを生かすワークフローが確立できます。知りたいことを基本から実践まで整理しわかりやすく説明しており、プロさえも知らなかったスキルが身に付きます。

目次


スムーズで快適なDTPワークを構築するトラブルゼロのための実践活用ガイド!


本書は、DTPで印刷物を作成するワークフローにおいて、チェックすべき
ポイントを解説しました。原稿依頼、整理、入稿の過程での注意点と
基本的な準備方法を知ることで、経費節減、時間短縮などDTPのメリット
を生かすワークフローが確立できます。知りたいことを基本から実践まで
整理しわかりやすく説明しており、プロさえも知らなかったスキルが
身に付きます。

-------------------------<目次>------------------------------
§0   Direction
誰もが「次の人に渡すためのデータ」を作るのがDTPの現場   009


1 仕事の流れをつかむ――DTPに携わるすべての人のために   010
DTP作業はバトンリレー   010
ワークフローを見直す   014
企画によって仕事の流れは変わる   018

2 DTP以前の約束事――今も昔も同じ   022
最低限の約束と決め事   022
予算と日程=見積もりと進行表   024
書式は決まっているか   030
読者対象と文字づかい   032

3 本当は誰に何を頼んだのか、何を頼まれたのか   036
仕事の流れをあらかじめイメージする   036
仕事のリスクを減らす安全策の取り方   042
納品手段の違いと注意点   044
プラットフォームを考えた圧縮方法を   048
起こりうるトラブルと日常の配慮   050


§1   Text
文字原稿の作成と整理   055


1 編集者とライターのDTP作業   056
DTPの全体像を知る必要性   056
編集者が最初にすること   060
文字原稿でもファイル形式が肝心   064
原稿の入稿方法を確認しよう   068

2 原稿整理とテキストデータの洗浄   072
入稿データとプリント原稿は同じに   072
基本的な原稿整理をしっかりする   074
わかりやすい組版の指示をする   076
テキストデータとファイルの整理   078
テキストエディタ活用術   082
検索・置換を極めよう   084
最強の検索・置換ツール「マクロ」   086


§2   Graphics
グラフィック原稿の作成と整理   091


1 グラフィック原稿の作成   092
図版・表組がある場合の役割分担   092
画像解像度の基礎知識   096
画像データ作成の基礎知識   100
Illustratorでの画像作成のポイント   104
共同作業でデータを作成する   108
アナログ原稿はアナログのまま渡す   112
ビジネス用アプリケーションのデータを入稿するときは   116

2 グラフィック原稿の整理   120
ファイルを渡すときと受け取ったとき   120
Macintoshのファイル情報   124
ビジネス用アプリケーションのデータを受け取ったときは   130
データ形式の統一   136

§3   Pagination
ページデータの作成と整理   139


1 工程をもう一度チェックする   140
納品形式の確認をする   140
次工程を見据えたデータ作成   142
トラッピングのチェック   146
共同作業でデータを作成する   150
出力先を把握して入稿する   156
校正の5W1Hで、目的を明確にする   160

2 データ作成上の制限を把握する   164
環境の確認(1)デバイス関係   164
環境の確認(2)約束事など   170
ページ物ならではのチェックポイント   174
環境の確認(3)アプリケーション   178
PDF出力は可能か   184
環境の確認(4)システム関係   186
データ流用―準備と実際   188
入稿データには最終見本を添付   192
最後の確認:出力先にデータを渡す   196

3 ページレイアウトデータのブラッシュアップ   200
プリフライトチェックの重要性   200
不適切なページデータの発見方法   204
出力側にわかりやすいデータ   210
フォント問題の解決法   214
不適切な画像ファイルの処理   218
QuarkXPressのバージョン違い   222
入稿直前の編集者チェックは有意義か?   226


§4   Finishing
入稿されたデータのチェックと調整   231


1 出力側と制作側環境の確認――保有フォント・対応ソフトは大丈夫か?   232
まず受け取った原稿の整理から   232
入稿データのプリフライトチェック   236
使用フォントの確認   242
色校正の目的と出力方法   248
どうしても出力できないときは   250

2 出力現場でのデータ作成と調整   252
レイアウトデータの確認と調整   252
画像のスキャニング   256
実画像データの処理   260
制作側と出力側のコミュニケーション   264
面付け作業時の確認   268
レジストレーションマークの確認   272

付 録   275
索 引   285


[コラム]
ギャランティと手間賃   027
読者にとっての実用性とクリエイティビティ   035
先割りレイアウトでの作業   039
「DTPはドコマデモナオセル」は本当か   041
迷ったときの頼りは企画書の指針   043
メディアについて考える   047
圧縮ファイルが開けない?   049
入力時に間違いやすい文字、使わない方がよい文字   067
数字・英字・カッコは表記のバラバラ御三家   075
アッと驚くテキストデータのいろいろ   079
正規表現って何?   087
中間ファイルを使った画像の入稿   095
画像合成を依頼するには   103
ヘアラインや細いアミ罫は消えてしまう   107
簡易スキャナの意外な利点   115
メディアの受け渡しのときはまずロックする   121
後送原稿やダミー原稿   123
データはどこに入っている?   127
Photoshopの保存時に注意するポイント   129
WindowsパソコンからMacintoshにデータを渡すには   131
スクリーンショットの撮り方あれこれ   135
受け取ったファイルを開いてはいけない場合   137
差し替え原稿は役に立たない?   145
入稿前の取り決めと打ち合わせ   155
「出力依頼書」は現場でどう使われているか   159
特別な仕様での出力   163
デバイス・インデペンデントの意味   169
2色は4色よりも簡単で安い!?   173
文字ボックスの指定によるオーバーフロー対策   181
デザインと組版のための役立ちツールと役立ちサイト   183
メディアの表面にテープ類を貼るのは禁物   199
QuarkXPressの出力ファイル収集   209
入稿データのスリム化――目的とポイント(1)   213
入稿データのスリム化――目的とポイント(2)   217
Illustrator上の不要なデータは入稿前に削除を   221
QuarkXPressの出力レポートの上手な使い方   235
Macintosh側にフォントがない?! ビットマップフォントの入手方法   243
フォントスーツケースだけで作業をしてはいけないときも   245
アプリケーションから欧文フォントを入手する   247
Adobe Illustrator 9.0のオーバープリントプレビュー機能   255
現場から最新情報を提供する   265
LaserWriter 7.xの意外な使い方   267

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