独学でWebデザイナーになった女性のサクセスストーリー
90年代後半、大手流通会社の花形である宣伝部を辞めて20代で独立、
時代の流れを敏感にキャッチして独学でWebデザイナーに。
現在デザイン会社「ラナデザインアソシエイツ」の経営者として多忙
ながらも充実した日々を過ごす著者が、Webデザイナーへの道のりや
Web制作現場での実体験を生き生きと語ります。Webデザイナーをめざ
す方、Webデザインに興味のあるすべての方に贈る一冊。
-------------------------<目次>------------------------------
はじめに
0 プロローグ──デザイナーへの最初の一歩
やんちゃな子供時代/デザイナーを目指して/ウェブデザイナーへの布石
1 独立宣言──ウェブサイトの魅力が独立への引き金
バブル崩壊の翌年、株式会社パルコへ入社/念頭のインテリアデザインの仕事に関われた!/宣伝部への異動/ディレクションという仕事はおもしろい/パルコ時代に築いた人脈/インターネットとの出会い/パソコン操作にてんてこ舞い/木下と出会い、インターネット度は急上昇/独自ドメインが取得できた!/ウェブサイト、私が何とかしなければ
2 ラナデザイン始動──ウェブデザイナー、そして会社経営者に
細々どころか、大忙しだった最初の二年/「かえる効果」はすばらしい/富ヶ谷に見つけた「オシャレ」なオフィス/初めての外資系のクライアント、メルセデスベンツ/徹夜明けに車を飛ばして打ち合わせへ/一〇〇万枚のCD-ROMを制作!?/「ワイアード」の連載/法人化では書類作成に一苦労/離れの二部屋のオフィス/デザイン会社にとってオフィスの立地・雰囲気は大事/男と女と直感
3 ある日のタイムスケジュール──週末はサルサでリフレッシュ!
起床──毎朝必ずお風呂に/会社到着──まずはメールのチェック/昼食──行きつけのお店は近所の定食屋/午後──デザイン作業ができるのは夕方以降/夜──カフェのオープニングへ/週末は思いっきりリラックス/ウェブの世界では英語は必須/週末の夜はサルサ!/男女の駆け引き
4 ウェブデザイナーを目指すあなたへ──ウェブは立ち上げたところからすべてが始まる
いろいろなサイトを見てウェブの「制約」を知る/ウェブサイトは「使って」みる/HTMLはシンプルでわかりやすい!/でも実はHTMLは奥が深い!/タグは覚えなくてもいい?/学校へ行く前に…/パソコンはマックとウインドウズ、どっちがいい?/ウェブデザインのワークフロー/情報のデザインも必要/とにかく更新/「雑誌」を研究しよう/デザイナーに期待される役割
5 女性が元気!──女性が活躍するウェブサイトの制作舞台裏
CWC──国内外で活躍するクリエイターのエージェントサイト/アーティストの検索/便利な更新の仕組み/CWCのインターナショナル版も手がける/ジェフリー・フルビマーリとブライスのサイト/カフェグローブ・ドット・コム──女性編集者たちが立ち上げた女性のためのサイト/雑誌作りのノウハウで/コンテンツ作りのプロ/インプレッション──母娘三人が経営するカラー&イメージ・コンサルティング会社/春夏秋冬のグループで色を分ける/同じ季節の中でのコーディネート/色選びで迷うことが少なくなった/男性管理職は青色がお好き?/YUMING NET PARTY in Naeba──ユーミンの苗場ライブサイト/苗場のライブと連動したネットイベント/アルバム「アケイシャ」のジャケットデザイン/広がるフィールド/ウェブサイトは「育てゲー」
6 対談──青木陽子(カフェグローブ・ドット・コム)×堀田理佳(ラナデザインアソシエイツ)
紙の編集からウェブの編集へ/いいデザイナーが見つからない/ウェブにも編集者が必要/独りよがりではデザイナーにはなれない/女性向けサイト作りのコツ/会社でくすぶっている女性たちへ
7 エピローグ──デザインとホスピタリティ
一杯のコーヒー/ウェブデザイナーになってよかった