今やアニメを見ている多くの人が気軽に使っている「作画」という言葉。しかしその詳しいワークフローや奥深さなどは、あまり理解されていないのではないでしょうか。
画面を飛び出さんと動き回るアクション、まるでキャラクターに命が宿っているような芝居、さらには大迫力のエフェクト表現など――これらを描いたアニメーターはいったいどんなこだわりを持っていて、脳内でどのような絵が見えているのか。現在第一線で活躍しているアニメーターたちの語りを通して、これまで言語化するのが難しかった、アニメの作画のさまざまな魅力を伝えていきます。
一言で「作画」といっても、その魅力はさまざま。ここではどのようなところに注目して見ると、よりアニメの作画が楽しめるのか7つのポイントをピックアップ!
日常芝居の名手・江畑諒真さんに、アクション作画とはまた一味違う、なにげない日常の所作を描く際のこだわりをお聞きした。
メイン作品:『天体のメソッド』『Dimension W』
激しいアクションシーンを多く手掛けている温泉中也さんに、アクションアニメーターとしての思考を語ってもらった。
メイン作品:『Fate/Apocrypha』『グランクレスト戦記』
女性キャラクターのかわいらしさを引き出す瑞々しい作画を得意とするちなさんに、少女を魅力的に描く秘密についてうかがった。
メイン作品:『ヤマノススメ サードシーズン』
大胆な形状変化や背景動画を多用する個性派アニメーター・大島塔也さんに、メタモルフォーゼ作画の楽しさを答えてもらった。
メイン作品:『龍の歯医者』
ダイナミックな構図や緩急をつけたメリハリのある動きが魅力の五十嵐 海さんに、インパクトのある画面作りの源流について尋ねた。
メイン作品:『リトルウィッチアカデミア』
昨年12月に放送され、作画の盛り上がりによって大きな反響を呼んだ『Fate/Apocrypha』第22話。そのキーマンである伍 柏諭さんに、第22話がどのようにして生まれたのかをうかがった。
今後のアニメの作画現場を担っていく、すごい才能を持ったアニメーター9名にアンケートを行い、自身の作画の特徴、影響を受けたアニメ作品やアニメーターなどについて詳しく答えてもらった。
荒井和人/宮本託自/椅子汰/沖田博文/亀田祥倫/砂小原 巧/山本 健/土上いつき/Bahi JD