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MdN2015年2月号/VOL.250/1月6日発売

価格 1,380円+税 ※電子版の価格は販売ストアにて

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FEATURE ARTICLE 1
2.5D ILLUSTRATION
2Dと3Dが融け合うイラストの世界




イラストレーションの新しい表現とはどこにあるのでしょうか。
デジタルでの制作ノウハウも広がってきた今、2Dイラストと3DCGが組み合わさることで、2.5Dな新しいイラスト表現が生まれつつあります。


例えば、ある人は3Dを絵を描くためのガイドとして、またある人は3DCGを極めることで2Dらしい絵づくりを追求。3DのオブジェクトをイラストにMIXしていくクリエイターもいます。


この特集では、さまざまなアプローチで3DCGを取り入れたイラスト表現を取り上げ、その意図から制作過程までをたどることで、2Dと3Dが融け合う世界――2.5Dイラストレーションの現在を明らかにしていきます。


表紙イラスト:JET

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3Dメカニックと2Dの少女を、レイヤーで“嘘”を重ねてひとつの世界に融合させる


今や数多くのプロジェクトで活躍するイラストレーター、redjuiceさん。多岐にわたる活動の中で多用されているのが、3DCGと2Dキャラクターを融合させる手法です。CG感を出しながらも、キャラクターの魅力を引き立てているそのビジュアルは、どのようにして描かれるのか、インタビューとメイキングを基に明らかにしていきます。


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フル3Dアニメーションの世界で、セルルックなキャラクターを追求する


セルルック3Dを得意とするフリーのアニメーションディレクター、JETさん。特に力を入れているというキャラクターは、もはや元が3Dであるとは感じられないほど。しかしなぜ3Dをベースに、ここまで2D的な表現にこだわるのか。セルルック3Dを追求する姿勢と、3DCGアニメーションの現状についても語ってもらいました。


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3Dをベースに生み出される、コミカルで個性的なメカやロボットたち


アニメーション作家・イラストレーターとして、かわいいメカやロボット、ロケットなどをモチーフに生き生きとした作品を描き出すミズノシンヤさん。破綻させずに描くのが難しいメカニックは、簡単な3Dのモデルを“アタリ”にすることで、形や構図を取る助けにしているとのこと。その使いどころを聞きました。


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有機的で硬質なデジタルアブストラクトで、儚い少女たちを幻想的に包み込む


最近は見ることも多くなってきた、CGの手法を用いて抽象的なオブジェクトを造形するデジタルアブストラクト。冨樫裕哉さんは、3Dで制作したアブストラクトを人物イラストと融合させるような作品を制作しています。キャラクターとアブストラクトが有機的に絡まる作品はどのように発想され、制作されているのでしょうか。


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2Dイラストのスキルと3Dへの深い知識が高次元に昇華したクリエイション


アートディレクター、イラストレーター、あるいは映像ディレクターとしての側面など、さまざまなスキルを使い分け、クリエイティブシーンの第一線で活躍するYKBXさん。「2.5D」 を体現するようなその表現の展開について、劇場空間へも飛び出した、ボーカロイドオペラ『THE END』の仕事を基に、お話を伺いました。


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3D空間で2D少女を撮影するハイブリッドな概念の制作スタイル


CGディレクター、朝倉 涼さんの得意な表現は、3Dを駆使して現実味のある描写を作り出すフォトリアルCG。近年、フォトリアルな表現にスケッチ風のイラストを取り込んだ作品をいくつか発表されています。その制作工程を見せてもらうと、まるで3D空間にスタジオのようなセットが。2次元の女の子を“撮影”する手法について聞きました。


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コンセプトアートという絵の世界に3Dツールを援用する時代


若くして海外でも活躍しているコンセプトアーティスト、田島光二さん。作品の世界観を視覚化するコンセプトアートでは、説得力のある描写が必要不可欠。田島さんは3DCGソフトのZBrushを活用して、立体的な造形をイメージするのに役立てています。コンセプトアートという仕事や、そのメイキングから絵作りのポイントを伺いました。


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MdN EXTRA Vol. 1
マンガ&アニメのグラフィックデザイン

月刊MdNが大きくリニューアルしたのが2013年8月号。それ以後、さまざまなテーマや角度で特集を企画する中、マンガやアニメ周辺のグラフィックデザインの特集にも力を入れてきました。


これらのデザイン、そしてそれを手掛けるデザイナーたちの登場は、新たなムーブメントとしていま注目されています。本ムックは「MdN EXTRA」と題し、月刊MdNにてマンガやアニメの領域のグラフィックデザインを取り上げた特集をまとめてみました。ここ最近のマンガやアニメのグラフィックデザインの動向、ノウハウを追える内容になっているはずです。


詳細はこちら

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