MdN Booksから1月・2月にオススメの本をピックアップ。デザイン・サイト制作からマーケティング関連まで、Webに関わる仕事は今や非常に多岐に渡ります。そこで今回は、目的ごとに役立つWeb関連の解説書、技法書を紹介します。

Webデザインについて学ぶなら『Webデザインの新しい教科書　改訂3版　基礎から覚える、深く理解できる。』がぴったり。制作上の基礎知識や技術だけでなく、Webの根本的な仕組みや技術の裏側にある背景を含めて説明しているので、自分で考えて制作するために必要なWeb全般の基本知識を身につけることができます。また、Webサイト制作の土台となるHTML+CSSの基本は覚えたものの応用力には不安が残る、という方にオススメなのが『プロの「引き出し」を増やす　HTML+CSSコーディングの強化書』。150通り以上のサンプルを用いて練習ができるので、コーディングの技術はもちろん、実務レベルで通用する実践力も身につきます。

『初心者からちゃんとしたプロになる　Adobe XD基礎入門』はWebサイトやモバイルアプリの分野で広く使われるAdobe XDの入門書。Adobe XDの画面構成や基本操作はもちろん、ディレクター、デザイナー、エンジニアといったチームで制作・開発を行うための考え方や役割分担についても、例を用いて説明します。WordPressをきちんと学びたい方には『初心者からちゃんとしたプロになる　WordPress基礎入門』がオススメです。WordPressの仕組みだけでなく、サイトの保守や分析ソフト導入の手順も解説しており、制作から公開、運用までを一冊で理解できます。

Webデザイン制作においても、カラーモードや配色など、色を扱うための知識は欠かせません。『色の大事典　基礎知識と配色・カラーチャート・伝統色・慣用色名　DIGITAL COLORS for DESIGN』はRGBとCMYK・色相環・色立体といった色の基礎知識から、色の役割や機能、 グラデーション・色と面積比・対比と同化といった配色の技法も収録した資料集。PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトで色を扱うためのノウハウも詳しく解説しています。また、デザインをより良くするためにどんな視点が必要か、という疑問を解決するのが『鬼フィードバック　デザインのチカラは“ダメ出し”で育つ』。未完成のデザインに対する指摘とその意図から、完成度を高めるためのアイデアを学べます。

SNSでの情報発信を行うなら、ぜひ読んでおきたいのが『SNSマーケティングのやさしい教科書。改訂3版　Facebook・Twitter・Instagram─つながりでビジネスを加速する最新技術』です。SNSマーケティングの基本とメリット、各SNSの特性と機能、広告の出稿方法、投稿の効果の見方などを網羅しています。また、マーケティングなどビジネスにおいて、データ分析はいまや欠かせない要素です。『データ分析の大学　10年先も揺るがないビジネススキルを身につける』は、データを扱う上で必要な分析のスキルを養う一冊。数学やプログラミングなどを使わずに解説しており、理数系が苦手な方にもわかりやすい内容です。

Webに関わる知識や技術は様々な分野で必要とされています。信頼できる解説書や技法書を選んで、正しい知識を身につけましょう。