MdNCORPORATION

日本の伝統色がわかる、使える。和の配色ハンドブック『和のきれいな配色』見本帳

はじめに。

紺色に鶯色。山吹色に茜色。 色に抱くイメージは人それぞれですが、 こうした「和色」をイメージする時、 どこか安心感はありませんか。それはきっと、日本人のDNAに和色の イメージが刻まれているから。古来より育まれてきた 日本人独自の色彩感覚があるからこそ、他の色と和色の違いが判断できるのでしょう。私たちの心に深く馴染んでいる和色。本記事に興味を持った方の中には、そんな和色を使って「デザイン」をしてみたい、という方が多いのではないでしょうか。

本記事は、「和のきれいな配色」で掲載される日本固有の色名を持つ46の「和色」中から、 写真で見て和色を感じられるようになっています。また、特定の和色をキーカラーにした 配色パターンも掲載しているので、そこから和色を使った配色やデザインのヒントをつかんでいただけるはずです。写真と配色で、和の世界へ……。ぜひご覧ください。

※当記事は「和のきれいな配色」を元に再編集して掲載しています
■日本の四季と色彩

季節を色で表現する風雅

日本には四季があります。古くから、日本人は季節の移り変わりに楽しみを見出すという風流さを持ち合わせていました。日本の伝統色の中には、植物や動物といった自然、食べ物、祭りなどの行事、そして季節ごとに見られる景色に由来する名前が多くあります。

色彩に見る日本の伝統的な美意識は、現代の生活の中にも息づいていて、日本人を日本人たらしめる感性と言っても過言ではありません。春は、草木が芽吹き、色とりどりの花が咲き乱れる穏やかな季節。桜色や紅梅色、若葉色など、可憐で暖かさを感じる色が春の色とされています。梅雨が到来し、草木がしっとりと艶やかに輝く時期が過ぎると、太陽が照りつけ、生命がみなぎる夏が訪れます。若竹色、薄浅葱 、杜若色など、うだる暑さを拭い取るような爽やかな色が夏の色です。

作物が実り、澄み切った空が心地よい秋は、茜色、柿色、群青色などの深く芳醇な色が代表です。風が冷たくなり、木の葉が落ちきった冬は、静かで寂さびた風景を想起させるような銀鼠、消炭色いろなどの色があてられます。また、新年を迎えるめでたさを感じさせるような朱色、千歳緑なども冬の色です。

平安女性の色彩美

日本人特有の色彩感覚が特に発揮されたのは、平安時代です。「かさね色目」と呼ばれる衣服の色使いには、春には紅梅、夏には撫子、秋には桔梗、冬には雪の下など、情緒があって美しい名前がついており、色彩感覚も洗練されたものばかりです。着物を幾重にも重ねて身につけた平安時代の女性達も、現代と同じように季節によって衣類の色合わせを楽しんでいたのです。この、平安女性の繊細かつ鋭い感性は、美しい日本語として現代に伝わっています。
[CONTENTS]
 ※リンクのある和色をクリックすると詳細ページに移動します

PART1
ピンク、赤、橙の和色

桜色、桃色、躑躅色(つつじいろ)、紅色、紅緋(べにひ)、鉛丹色(えんたんいろ)、茜色、朱色、小豆色、橙色、その他の和色

PART2
茶色の和色

弁柄色(べんがらいろ)、代赭(たいしゃ)、朽葉色(くちばいろ)、栗色、鳶色(とびいろ)、茶色のその他の和色

PART3
黄色の和色

黄蘗色(きはだいろ)、中黄(ちゅうき)、蒲公英色(たんぽぽ)、山吹色、卵色、芥子色、黄土色、黄色のその他の和色

PART4
緑の和色

白緑(びゃくろく)、鶸色(ひわいろ)、萌黄、青緑、常盤色、松葉色、鶯色、深緑、緑のその他の和色

PART5
青の和色

水色、空色、新橋色(しんばしいろ)、露草色、納戸色(なんどいろ)、藍色、紺色、青のその他の和色

PART6
紫の和色

藤色、桔梗色(ききょういろ)、紫、茄子紺(なすこん)、紫のその他の和色

PART7
灰、黒の和色

利休鼠(りきゅうねずみ)、鉛色、黒茶、、鉄黒、灰/黒のその他の和色


和のきれいな配色 キーカラーで選べる配色見本アイデア帖

本体 1800円(税別)
発売日 :2018-12-18
仕様 :菊変形判/192P
ISBN :978-4-8443-6835-9
※電子書籍の価格は各販売ストアにてご確認ください。

購入はこちら →【Amazon.co.jp】【楽天ブックス】【ヨドバシ.com