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柳宗悦が収集した民芸品などを紹介する日本民藝館創設80周年記念の展覧会「民藝の日本」

芹沢銈介「日本民藝地図(現在之日本民藝)」(部分) 1941年、170×1332cm

芹沢銈介「日本民藝地図(現在之日本民藝)」(部分)
1941年、170×1332cm

2017年8月30日(水)から9月11日(月)まで、日本橋高島屋 8F ホールにて、「日本民藝館創設80周年記念 民藝の日本 -柳宗悦と『手仕事の日本』を旅する-」が開催される。柳宗悦(1889〜1961年)が日本各地で収集した民芸品を中心に、各地の民芸館の所蔵品も加え、江戸末期から昭和初期までの約170点の優品を紹介する展覧会。あらためて“民芸の国”としての日本の素晴らしさに気付かされる企画となっている。開場時間は10:30〜19:30(最終日は18:00まで / 入場は閉場30分前まで)で、入場料は一般800円 / 高校・大学生600円 / 中学生以下無料。
大正時代末期に柳宗悦を中心に民芸運動が提唱され、1936年には東京・駒場に日本民藝館が創設された。以来、優れた民芸品の収集や保存、展覧会の活動などを展開。本展は、この日本民藝館が2016年10月に創設80周年を迎えたことを記念した企画だ。「民芸」の黄金期であった江戸時代後期から、その命脈が保たれていた1950年代頃までの昭和時代に焦点を当て、約170点の民芸品で構成。庶民の暮らしを彩ってきた民芸品からは、各地で育まれてきたその土地ならではの豊かな造形感覚や美意識が読み取れる。
会場は「1章 柳宗悦について」、「2章 『手仕事の日本』を旅する」、「3章 民藝美の精華」と3つの章での構成。このうち2章では、染色家の芹沢銈介(1895〜1984年)の作品「日本民藝地図(現在之日本民藝)」が展示される。東日本 / 中日本 / 西日本3つの部分から成るこの地図に合わせて、昭和期の代表的な民芸品を紹介。「日本民藝地図(現在之日本民藝)」は1941年3月から開催された「日本現在民藝品展」のために柳宗悦の依頼で制作されたもので、今回初めて日本民藝館以外の会場での展示が実現する。
■期間:
2017年8月30日(水)~9月11日(月)

■開催場所:
日本橋高島屋 8F ホール
東京都中央区日本橋2-4-1

■問い合わせ先:
日本橋高島屋
tel. 03-3211-4111(代表)
url. http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/