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web creators 2010年1月号

web creators 2010年1月号

見つけよう! あなたのサイトに最適なホスティングサーバ


つねに新しい技術やサービスを生み出しながら、可能性を広げつつあるWebの世界。そんな中、インフラであるホスティングサーバには、いったいどのようなサービスが求められているのだろうか。ホスティングサーバ各社がリリースする最新サービスに焦点を当てながら、時代に合わせて進化するホスティングサーバの現状を追った。


文=片岡義明、中村 南



今月のラインアップ

ファーストサーバ株式会社

「見つけよう! あなたのサイトに最適なホスティングサーバ」
Vol.5 「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」
ファーストサーバ株式会社

「ドメインキーパー」

「ドメインキーパー」
株式会社ハイパーボックス



【見つけよう! あなたのサイトに最適なホスティングサーバ】

Vol.5 ファーストサーバ 「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」

URL: http://cloudhosting.jp/
ファーストサーバ株式会社


フレキシビリティな運用が可能に
仮想専用サーバサービス

ファーストサーバ(株)は2009年10月22日、仮想専用サーバサービス「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」の提供を開始した。同サービスは、マイクロソフト(株)の仮想化技術「Hyper-V」を利用し、1台から20台までの仮想サーバを複雑な移行作業なく簡単に構成変更できるのが特徴だ。このサービスについて、同社のサービス開発部サービス企画グループ担当課長の梅林和男氏と、事業推進本部販売企画部部長の西村謙一氏に話をうかがった。


――「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」をリリースした経緯をお聞かせください。


梅林 ビジネスでのIT活用がますます拡大してきており、必要とされるサーバ数も増加傾向にあります。また、サーバに対するセキュリティ面・性能面・拡張性への要求レベルも高まる中、一方で当然コスト削減も必要です。これらへの解決策のひとつとして、今回提供を開始したのが、仮想化技術を使ったクラウド型のホスティングサービス「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」です。


−−具体的にはどのようなサービスなのでしょうか?


梅林 このサービスは、仮想化技術を使った非常に拡張性の高いサービスです。仮想化のミドルウエアにはマイクロソフト(株)のWindowsServer 2008に搭載された「Hyper-V」を使っており、これは業界でもまだまだ例の少ないサービスです。仮想化技術を使っていますので、CPUやメモリ、ストレージ容量などのサーバリソースをデータの移行をすることなく簡単に変えられます。通常、専用サーバで複数台構成にする場合はラックスペースを確保するための費用が発生しますが、このサービスは仮想サーバですので、ラック費用は不要です。また、サーバ、ネットワーク機器、ストレージなどをすべて冗長化しておりますので、幅広い用途に安心してご利用いただけます。


――従来の仮想サーバ・サービスと違うのはどこでしょうか?


梅林 一般的なVPSは1台の物理サーバを仮想的に複数に切り分け、あたかも1台の専用サーバのように提供するサービスです。今回のサービスは複数台のサーバ群からなるサーバ領域を仮想的に複数に切り分けて、1台の専用サーバのようにお使いいただくという違いがあります。物理的な1台のサーバ内という制限がありませんので、スケールアップの範囲が広く、かつサーバ移行作業が必要ないので、スピーディーにサーバのスペックを上げられます。また、1台から最大20台まで自由なサーバ構成にスケールアウト(サーバの追加)できます。普通の専用サーバであっても、シングルコアのサーバではスペックが足らないからデュアルコアにしたいという場合、必ずデータの移行が伴います。しかし、「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」ならば移行作業をまったく行うことなく、簡単に スペックを変えられます。


――スケールアウトしやすいというメリットが生かされるのはどのような場面でしょう?


梅林 たとえばサーバのレスポンスが遅くなったときに、2台に分離して負荷を下げる場合ですね。特にWebサーバの場合、サーバのスペックを上げるよりも、台数を増やしたほうがパフォーマンス向上には有効ですが、それが簡単にスピーディーに実現できます。


――セキュリティについてはいかがですか?


梅林 ファイアウォールを標準提供しています。共有型ですが、オプションの「パケットフィルタ個別設定」をご利用いただくことで、個別にフィルタリング設定を追加することが可能です。たとえば、Webサーバだけ利用したい場合には、httpやhttpsだけを開けて利用するといった、専用型ファイアウォールのような使い方ができます。また、仮想サーバの管理コンソール画面への接続は、専用のTS(ターミナルサービス)ゲートウェイを用意しており、SSL通信を使った非常にセキュアな形でセットアップや運用管理ができます。開発環境やテスト環境を構築するのにも最適です。テストが終わったらそのままの環境ですぐに外部に公開できます。また、仮想サーバ上にクライアントOSを乗せることも可能なので、一時的にWindows 7などの新しいOSを入れて、サーバとの相性をテストすることもできます。


――Web上でキャンペーンやイベントを行う際にも便利そうですね。


梅林 キャンペーンやイベントなどで一時的にリソースが必要なときも、7営業日以内ですぐに対応いたしますので、低コストでスピーディーにイベントを展開できます。インターネット回線も1,000Mbpsの共有回線を確保していますので、アクセスが殺到するような大規模なイベントにも十分に対応可能です。


――「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」という名称には、どのような意図が込められているのでしょうか?


梅林 弊社は中小企業を中心にビジネス向けのサービスを提供していますので、今回のサービスには、ビジネスの基盤を担っていけるサービスでありたいという気持ちを込めました。あえて「仮想化」や「Windows Server 2008」などの用語を前面に打ち出さなかったのは、こうしたバックヤードの仕組みにとらわれることなく、お客さまのご利用形態に合わせて使っていただけるサービスだからです。


――今後はこのサービスをどのように発展させていこうと考えていますか?


梅林 一般的に、サーバを導入したあとは、サーバの運用管理業務の負荷が高くなりますので、この部分の工数削減につながる、障害監視や性能監視などのサーバモニタリングサービスのリリースを予定しております。


――ホスティングサービスは全体的にこれからどのような方向に向かうのでしょうか?


梅林 現在はホスティングサービスに対するユーザーのニーズが非常に多様化している時代なので、さまざまなことができるサービスを増やし、ユーザーの選択肢を広げていく必要があります。「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」もその一環としてリリースしたものです。このサービスはインターネットで使うWebサーバだけでなく、社内で使う業務アプリケーションなどのサーバにも十分使えますので、アウトソーシングのプラットフォームとしてもアピールしていきたいですね。


<用語集>
【Linux】

マイクロソフト(株)が提供する仮想化システム。サーバ上に複数の仮想マシンを置ける。Windows Server 2008(x64版)の機能のひとつで、現在はR2が公開されている。R2になり、サポートされるプロセッサの数や物理メモリの容量が増えたほか、ライブマイグレーション機能(仮想マシンを停止することなく移し変える機能)も搭載。Hyper-Vの機能だけを使える無償のサーバソフトも提供されている。仮想マシンにインストールできるゲストOSとしては、Windows Server 2008やWindows Server 2003、SUSELinux Enterprise Server 10など。また、Windows VistaやWindows 7などのクライアントOSもサポートする。 ※「ビジネスプラットフォーム・シリーズ」はR2には現在未対応




コストバリューの高い専用サーバを
最高のサポート体制で提供

ドメインキーパー

URL:www.domain-keeper.net/
株式会社ハイパーボックス


10Mbpsの専有回線を
低価格で提供

BTO形式による自由なサーバ構築が人気の専用サーバ「blue Box」だが、CPUにPentium Dual-Core・RAIDを採用した月額2万円以下のエントリー向けモデルを投入するなど、コストパフォーマンスの高さも魅力だ(グラフ参照)。高品質の国内回線による安定したサービスに加え、10Mbpsの専有回線が月額1万500円で提供されており、他社と比較してワンランク上の通信環境を利用できるのもポイントだろう。そのため、アクセス増加による回線増速の必要が発生しても、追加コストを最低限に抑えられる。もちろんハイエンドなニーズにも強く、「バックアップ」や「ホットスタンバイ」などサーバ用途に合わせたカスタマイズメニューの提供や、RAID構成の変更やNASの追加など、BTOならではの自 由度の高いカスタマイズ環境にも注目したい。


必要に応じてスポットで
サーバ作業を依頼できる

また運用サービスが充実しており、24時間の監視と障害時の一次復旧を行う保守契約サービスはもちろん、セキュリティアップデートやバックアップ、サーバのサイジングを原因とした負荷原因の調査などフルマネージの保守サービスも提供。ユーザーの技術レベルに合わせた対応が可能となっている。MailサーバやWebサーバの設定、ファイヤーウォールのポリシー設定といった通常の設定作業やメンテナンスも依頼できるため、共用サーバからのステップアップとして利用する際にも便利だ。作業単位でのアウトソーシングが可能となっているため、運用コストを削減するうえでの効果も高い。  さらにDoS攻撃を受けた際のアクセス制限や不正侵入に起因するサーバ障害の対応など、保守パッケージなどを契約していない場合でもスポットでトラブル対策を依頼できるため、緊急時でも素早い対策が可能だ。地震や停電など自然災害に対するファシリティの信頼性も高く、安心して利用できるサービスといえる。WebアプリケーションやOSの使い方の他、トラブルシューティングや運用保守に関する相談といった簡易コンサルティングの範囲まで対応している。専用サーバの運用の初心者から熟練者まで、サーバに関する疑問を24時間365日、電話とメールで相談できる点も心強い。






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